日ナレで声優になれるの?⑥(オーディション編)
こんにちは!
今回はついに、最終章へと入ります。前回の演劇を終えたら、あとは進級審査と事務所オーディションです。まず、改めて進級審査とオーディションについて説明しましょう。
STEP6 オーデイション!!!
日ナレ進級審査とオーディションとは!?
まず以下の図を見てください。
図のように、進級審査とは基礎科⇨本科、本科⇨研修科の2パターンです。ですが、レッスン生の最終目標は事務所所属でしょう。事務所所属は、基礎科でもできます。1年間基礎科に通ってそのまま事務所所属という人も少なくありません。
進級審査は所内オーディションを兼ねて行われることになります。ちなみに私が受けた時は、第1オーディションが進級審査の評価となり、所内オーディションも兼ねていました。続く第2オーディション、第3オーディションもクリアすると事務所所属あるいは事務所預かり(仮所属)となります。
では、オーディションがどのようなものなのか気になりますよね?
最終オーディションまで経験した私がお教えしましょう!!!
オーディションはどんなもん??
第1オーディション、第2オーディション、第3オーディションの3段階存在します。それぞれのオーディションについて説明します。
<First Audition>
第1オーディションは、いつものレッスンスタジオで行われました。
*前渡し台本
あらかじめ、A41枚の紙に、二つのセリフ文が書かれた台本が渡されて、暗唱できるように練習します。内容は、久しぶりに会った友人との会話文と合唱発表会にてみんなに気合いを入れるために説教する先生のセリフといった感じでした。
*当日台本
そして、もう一枚、当日に台本を渡されて読まなくてはなりません。量はA41枚くらいでそんなに長くはないです。ただ、早口言葉が書かれていたので本番は落ち着いて読むことが大切です。早口言葉とはいえ、早く読まなくてはいけないわけではありません。しっかり1文字1文字ずつ拾って読めるかが大切なんです。
本番当日は、スタジオが半分に仕切られ、片側にレッスン生は待機し、ランダムに順番を指定されて、前4人は椅子に座って当日台本をもらい黙読しながら待ちます。この台本は暗唱しなくてもいいものなので安心してください。
もう片側に審査員がいる形です。
まず、審査員のいる側に入るときに、元気よく挨拶して、真ん中に立ち、自分の名前を言います。名前はとても大切で、このときにできる子なのかどうかも判断基準になりますのではっきりと元気に言いましょう。そして、まず当日台本を読み、次に当日台本を 左側のカゴにおいて、前渡しされていた台本の演技をします。このとき、舞台のように立ち回りできると最高です!!!
私は、レッスンで演技した経験を生かして、少しオーバーにでも変にならない程度にし、さらに読むときの強弱緩急などもレッスンで行った90秒問題で習ったことを生かして行いました。そして、この第1オーディションをクリアしました。
第1オーディションの合否は、郵送で知らされます。
このときに、来年のクラス発表と第2オーディションの方法が通達されます。
続いて、第2オーディションです。
<Second Audition>
第2オーディションでは、スマホを用いて、録音音源と動画を送るという少し現代チックな様式を用いられます。
録音する台本は、自分で考えた30秒に収まるナレーションとセリフです。 実は、このオーディションに備えて、講師から90秒問題が終わるくらいのタイミングでレッスン生全員に作らせ、披露し、指摘してもらう機会を設けてもらいました。そのため、すでに台本は作ってあるものを読めば大丈夫です。もちろん、講師に披露した台本でダメ出しされたり、自分が納得いかない文章なら変更してもいいと思います。
このオーディションのいいところは、何回もやり直して納得のいくボイスが取れるまでできることです。自分が納得いったら期限までに送信すればいいのでかなり余裕を持ってできます。
もう一つ送らなくてはならないのが、自己PRの動画です。
参考として下のリンクから飛んでみてください。
(参考映像*引用:youtube)
私も、実際にこういう動画を見漁って、いかに事務所の人が目に止まるか、記憶に残るか、そこに着目して動画を撮りました。
それこそ、youtuberみたいに面白おかしく自己紹介するのもありだと思うし、小道具を用いるのもかなりいいと思います。他の人と差をつけられるかがポイントだと思ったのでそこらへんを意識してみるといいと思います。
実際に私が撮ったときは、得意の書道と歌とダンスを全部披露しながらPRして、最後には小さいぬいぐるみでバイバイ!って言って締めくくりました(笑)
かなり変かなとも思いながら、このくらいやってなんぼだと自分に言い聞かせてやりましたね😅
第2オーディションはこんな感じです!!!
心構えとして伝えておきたいこと。
第1オーディションは、早口言葉や、暗唱がある程度できれば大抵クリアできますが、第2オーディションでは何回もやり直しがきく分、実力が問われます。実際、自分の所属していたクラス約25名くらいいる中で第2オーディションをクリアしたのは自分を含めて2人だけでした。自分なんか、、、なんて弱い精神ではクリアは難しいでしょう。俺こそが、私こそが声優になり有名になるんだという強い気持ちで振り切ってやるのが成功の秘訣だと思います。
第2オーディションの合否は各日ナレの校舎の事務所の人から電話がきます。このときに、各オーディションの詳細な時間や場所、用意するものを伝えられます。
次回、最終オーディションに続きます!!!!!!!